新潟市白山神社の裏手に鎮座する蛇松明神(じゃまつみょうじん)の御朱印をいただきました。
蛇といえば、巳の神様。
『巳の日』といえば、金運が良いとされる吉日。
新潟県の金運パワースポットといえば、白山神社の蛇松明神でしょう。
蛇松明神の御朱印
御朱印
こちらが蛇松明神の御朱印です。
蛇松明神とは
蛇松明神のご神徳、ご利益
- 商売繁昌
- 金運上昇
- 心願成就
- 病気平癒
- 延命長寿
- 立身出世
白山神社の神使い
新潟の鎮守と仰ぐ白山神社の蛇松明神です。
蛇は、巳の神として白山神社の神使いでもあります。
霊力に富み、霊聖なるものとして神霊と大変関係深い巳の神。
昔から巳成金(みなるかね)の信仰、縁結び、延命除災、商売繁昌の神として多くの人々の隠れた信仰があります。
巳は「み」「身」に通じ、金銭財宝、並に、福が身につくという縁起によるもの。
巳のお詣りを、昔から福詣りとも言います。
『巳の日』は、弁財天の縁日。
蛇の絵馬は、落つる蛇のウロコにかわり願いを書いて捧げます。
その願いが成就すると言い伝えられる、心願成就の神様のため、多くの方々が、絵馬を奉献されています。
絵馬には、資産運用、不動産、宝くじ等お金にまつわるお願いごとを書く方が多いでしょう。
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蛇松(じゃまつ)のいわれ
蛇松(じゃまつ)のいわれ
幕末のこと。
白山神社の神主さんの枕元に、蛇松の精が現れました。
薬になるからと、町人たちが松の皮を剥いでいくので痛くてたまらないから何とかしてくれと頼んだんそうです。
神主さんが、松を囲って、しめ縄を張ってあげると皮を剥ぐ人もいなくなり、蛇松の精も現れなくなったそう。
それ以来、お参りする人の願いが叶うようになったと伝えられます。
蛇松(じゃまつ)のいわれ(ホームページより)
江戸時代中頃、信濃川の洪水のため白山神社一帯が大洪水に見舞われ、人々は自分の命を守るのもやっとというときに、信濃川の川中に一筋の光り輝くものをみつけました。
これはただごとではない。なにか神様のお告げではなかろうかと思い、当時の神主小林能登守直養が一心不乱に船をこぎ近づいてみると一匹の白い蛇が水におぼれて息もたえだえ、これは可哀想にとひろいあげ、神社の一本の松の梢に助けてあげました。
すると、白い蛇は美しい姫へと変わり、「この御恩は決して忘れません。この神社の守り神となり末永くこの地の繁栄と難病苦難の人々を守るために祈ります」と言って、この世では到底見ることのできない美しい姫は美しい声を残し、姿を消してしまいました。
その時、見る見るうちに老松の幹の皮は蛇のウロコのように変わり、今までやむことを忘れたかのように降り続いた雨は、大空の真ん中より一条の光が差したかと思うと、大空は一面に蛇のウロコの如く、雲は切れ始めたのであります。
そして雨はやみ、水は引き出したと言い伝えられております。この霊験あらたかなる松は、その日から蛇松明神さま、蛇松さまといわれ毎日毎日おまいりに訪れる人が絶えなかったそうであります。
やがて、おまいりに訪れる人々の間で蛇松さまの皮を煎じて飲めば万病がたちどころに全快するという噂が広まり、毎日のように人が押し寄せ松の皮がむしり取っていきました。五月十八日の晩、神主の小林能登守直繁はいつものように枕元に刀を置いて寝ていると、女の衣擦れの音が聞こえてきました。
さらさらと衣擦れの音は次第に近くなり、やがて女の近づいてくる気配がするのであります。「はて、こんな真夜中に」といぶかしながら、ふと枕元をみると、行灯の灯がぼんやりとあたりを照らしていました。
その時である、するすると音もなくふすまが開いたのである。
ハッと思う間もなく、さらさらと衣擦れの音もしとやかに入ってきたのは、すごく美しい年若い女である。
そして静かにに枕元に座ると、しくしくと泣き始めたのである。驚いて、ばっと跳ね起き、叱り付けるような口調で「この真夜中に、何者じゃ。何用あってまいったのじゃ」すると女は泣きながら「ご不審はごもっともでございます。実は私は神社の裏の蛇松の精でございます。近頃、町の人々が私の皮が薬になるとて、毎日のようにはぎに参ります。生身である私は皮をはがされる痛さのために、毎日毎日泣き暮らしているのであります。なにとぞ不憫と思召してお助け願いとうございます。お願いでございます。」と繰り返し訴えるのである。
小林能登守は「願いの筋はわかった。明日早速何とか遣わすから、今夜はこれで帰ったらよかろう」すると蛇松の精はようやく帰ったという。
翌朝早く、小林能登守は神殿の裏へ行ってみた。
すると、昨晩、蛇松の精が訴えたように松の中ほどに心持ち這うように横に伸びて、木肌が蛇のウロコのようになった木がある。
そしてその下のほうには、町の人がはぎ取って行くのであろう、皮がはがれて松ヤニが生々しく流れていた。
それを見た小林能登守は人が入れないように松を玉垣で囲い、しめ縄を張り巡らせました。すると蛇松の精は出てこなくなり、おまいりに訪れる町の人々の願いが叶ったり、お金持ちになったり、病気が治ったり、健康に長生きする人が多くなったそうです。
皮がはぎ取られなくなると、人々の願いは前にもまして叶うようになり、蛇松明神はさらに評判を呼ぶようになりました。
そこから、心願成就、延命除災、健康、長寿にご利益があり、巳成金(みなるかね)の信仰、商売繁昌、お金持ちになれる、福が身につくという噂が広まり「福まいり」とも言われ、昭和三十五年六月に蛇松明神の神社が建てられました。
現在ではこの伝説のウロコに代わり蛇の絵馬に願い事を託し捧げれば、その願いが成就すると言い伝えられる心願成就の神様として今も多くの絵馬が奉納されております。
絵馬には資産運用、不動産、宝くじ等、お金に関わるお願い事が多くされております。お礼まいりの参拝や絵馬も多く見ることができます。
白山神社の神さまの使い、御神木とされ、多くの人が毎日手を合わせ、おまいりに訪れます。
蛇松神社の後方にひときわ大きな松があり、それが「蛇松」です。
一月の初巳の日や、毎月の巳の日には大勢の方が、蛇の好物である卵を持っておまいりに訪れます。
お賽銭と一緒に卵をお供えした方の願い事が叶うという方が多くいたことに由来しています。
多くの新潟の方に隠れた信仰がありましたが、現在では県内外より多くの方がご利益を求めておまいりにいらっしゃっております。また、次のような話も残っております。
慈光寺(じこうじ)というお寺が五泉市の南端、加茂市との境にある霊峰白山の麓にあります。昔、白山の山奥に住む夫婦の大蛇が、度々大雨や洪水を引き起こして村人たちに被害を与えていたのだそうです。
そこで傑堂能勝禅師は、大蛇が改心するように七日七晩説法をしました。
すると大蛇は改心し、暴れることをやめました。山を下りた大蛇の一匹は海へと向かい、通った跡は滝谷川(たきやがわ)、能代川(のうだいがわ)、小阿賀野川、信濃川となり、白山神社で息絶えました。
もう一匹は、長岡市蓬平に行きついて、高龍神社(こうりゅうじんじゃ)の御神体になったと言われています。
高龍神社は商売繁盛・出世にご利益があると有名です。
蛇松明神と同じご利益があるのもうなづけます。引用:白山神社ホームページより
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蛇松明神のみどころ 隠れ神社スポット
蛇松明神
黄龍神社(おうりゅうじんじゃ)
黄龍神社(おうりゅうじんじゃ)御祭神
黄龍八一分身金鶏供養宝船大権現
(おうりゅうひのもとぶんしんきんしくようたからふねだいごんげん)
黄龍神社(おうりゅうじんじゃ)御神徳
八方除け、方位除け、病気平癒、身体健全、建築の神
松尾神社
松尾神社御祭神
- 大山咋神
- 中津島姫神(市杵島姫神=弁財天)
◇大山咋神(おおやまくいのかみ)
京都の松尾大社と同じ山を司る神様。醸造、お酒の神様でもあります。
スサノオ神の孫にあたります。
◎ご利益:酒業繁栄・醸造安全・製造安全・子孫繁栄・開運厄除・国土開発など。
◇中津島姫命(なかつしまひめのかみ)市杵嶋姫神(いちきしまひめのかみ)
弁財天と同神化された海の神様。
宗像三神三姉妹の中でも美人の神様として有名です。
◎ご利益:海上安全・開運招福・金運上昇・芸能上達・美力向上など。
蛇松明神への行きかた
〈蛇松明神〉
新潟市中央区一番堀通町白山神社境内
白山神社境内から、蛇松明神へ
白山神社の境内に、地下道があります。
入口の近くには、立て札もあるのですぐわかるでしょう。
階段を下りて、地下道をまっすぐ。
階段を上って地上に出ると、灯籠の並ぶ通路があります。
進んで行くと、蛇松明神が見えるでしょう。
まとめ
白山神社裏の隠れ金運スポットとされる、蛇松明神についてご紹介しました。
白山神社から地下道を通って、蛇松明神のほうへ歩いていくと、白山神社とはまた違った神聖な空気を感じるでしょう。
まさに隠れ神社スポット。
『蛇松』も一見の価値あり。
白山神社の神主さんの枕元に、蛇松の精が現れた伝説に思いを馳せながらお参りするのもおすすめ。
新潟県の金運パワースポットといえば、白山神社の蛇松明神。
新潟県新潟市の白山神社を訪れたら、蛇松明神のお参りもしましょう。
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