妙義山とは、複数の山の総称です。
南側の白雲山・金洞山・金鶏山等は「表妙義」。
北側の谷急山・丁須の頭・御岳等が「裏妙義」と呼ばれています。
山々の中に見える、白い「大」の字は「妙義大権現」の「大」。
そんな妙義神社の境内の様子を写真でお伝えするとともに、ご利益やパワースポット、アクセスや駐車場などの情報もご紹介していきましょう。
妙義神社の御朱印
御朱印
こちらが妙義神社の御朱印です。
妙義神社とは
妙義神社の御祭神
- 日本武尊
- 豊受大神
- 菅原道真公
- 権大納言長親卿
妙義神社のご利益
開運
商売繁昌
火防
学業児童
縁むすび
農耕桑蚕の神
妙義神社の歴史
創建は、宣化天皇2年(537年)と伝わります。
神仏集合時代、妙義神社には別当(神社を管理する寺)として上野寛永寺の末寺である白雲山高顕院石塔寺がありました。
現在の妙義神社の総門は、明治の初めに廃寺となった石塔寺の仁王門です。
白雲山石塔寺の仁王門だったため、妙義神社の総門となった現在も左右に仁王像が祀られています。
現在の社殿は、宝暦年間(1751年 - 1764年)の大改修によるもの。
古くは波己曽(はこそ)神社といい、『日本三代実録』に記載があります。
妙義神社の境内
石段
太鼓橋と百六十五段の参道石段
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NHK大河ドラマ「義経」で、牛若丸が預けられる鞍馬山の撮影が行われた場所としても有名になりました。
石段~総門まで、運動不足の方にはなかなかくると思います。
ふもとに、杖もありますので利用しましょう。
そして、唐門・拝殿をめざすのにも上ります。
総門・波己曽社(はこそしゃ)などをたっぷり時間をかけて見てから、拝殿を目指してもいいでしょう。
総門
三間二間単層切妻道のその比なき大規模な門で、もとは白雲山石塔寺の仁王門でした。
安永二年(1773)の建造。
門前のしだれ桜は、春の社を一層ひきたてます。
銅鳥居
大鳥居の最下部には珍しい装飾があります。
チェックしましょう。
唐門(からもん)
唐門は妻を唐破風にした銅茸平入りの門で、これらの建物の周囲は彫刻でもって埋められています。
宝暦六年(1756)の建造。
こちらは、唐門の近くからの景色です。
石段~総門そして、銅鳥居をくぐり、唐門まで登ると地上は見えません。
現在の本社(本殿・弊殿・拝殿)
国指定重要文化財の御本社は、代表的な権現造り。
本殿は、拝殿と共に黒漆塗銅茸入母屋造りであり、拝殿は正面に千鳥破風をおき、その前に唐破風の向拝屋根を張り出しています。
宝暦六年(1756)の建造です。
妙義神社の建造物には、多くのすばらしい彫刻が各所に。
特に本殿の板壁部、欄間、暮股内、小天井、柱頭は見どころ。
七賢人の彫刻や、日光東照宮の彫刻師がここに来て彫りあげたと伝えられるようにその優美さは一見の価値があるでしょう。
お正月期間など、こちらで御祈祷を受けられる期間があります。
本社の後ろに祀られている、天狗様
妙義山には天狗が住むという言い伝えがあります。
天狗は一部の山伏が死後に転生した姿。
本社の裏側に、祀られているのが天狗様です。
こちらの前では多くの方が、強いパワーを感じるでしょう。
波己曽社(はこそしゃ)
波己曽社(はこそしゃ)は、県指定重要文化財のひとつです。
本殿、幣殿、拝殿からなり、旧本社と言伝えられ、明暦二年(1656)の建造といわれます。
最近まで本殿は波己曽社に、拝殿は神楽殿になっていて、幣殿は失われていたが、先年新材を補足して移築大修理、建立当初の姿に復原されました。
普段は、こちらで御祈祷を受けます。
妙義神社近くのみどころ
みょうぎ物産センター 『道の駅みょうぎ』
四季の新鮮野菜、地元の特産物などが豊富に揃う妙義の直売所です。
みょうぎ物産センターには、四季の新鮮野菜、妙義せんべい、舞茸、しいたけ、もみじ味噌など、 富岡の名産品がたくさん。
また、お食事やご休憩に利用される方も多く、妙義山観光の際には、立ち寄ってみたいおすすめの場所です。
食事処では、うどんやそば・カレーライス・天ぷらなどがいただけます。
販売されている野菜やお食事は、価格もリーズナブル。
妙義神社へのアクセス
地図
関越・上信越自動車道 松井田・妙義ICから5分の距離です。
公共交通機関ですと、磯部駅からタクシーの利用となりますので、車やバイクなどで訪れるのがおすすめの立地です。
駐車場
道の駅みょうぎ(みょうぎ物産センター)の、無料駐車場を利用できます。
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まとめ
日本三大奇勝のひとつの妙義山にあるパワースポットの妙義神社についてご紹介しました。
妙義神社の境内には、たくさんの見どころがあります。
妙義山にもそうですが、こんなに長い石段を登るのかとそびえたつ姿に圧倒される方も多いでしょう。
総門まで辿り着くと、境内の建造物などから妙義神社が篤い信仰を受けていたことを知ることができます。
本社までたどりつけば、妙義山の強いパワーも感じるでしょう。
自然崇拝・山岳信仰・仏教の跡、歴史や由緒も感じとれます。
古くから、強いパワースポットであったことでしょう。
時間があれば、波己曽社(はこそしゃ)で御祈祷を受けましょう。
お正月期間は、本社での御祈祷を受けられるそうです。
ぜひ妙義山のエネルギーを受けに、妙義神社を訪れてみましょう。