豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が出産の際に鵜戸の洞窟を用いたと伝えられる、鵜戸神宮(うどじんぐう)へ御朱印をいただきに行ってきました。
そんな鵜戸神宮(うどじんぐう)の境内の様子を写真でお伝えするとともに、ご利益やパワースポット、アクセス方法や駐車場などの情報もご紹介していきましょう。
鵜戸神宮(うどじんぐう)の御朱印
鵜戸神宮の御朱印
こちらが鵜戸神宮(うどじんぐう)の御朱印です。
鵜戸神宮(うどじんぐう)とは
鵜戸神宮のご神徳、ご利益
主祭神「ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと」降誕の地とされます。
- 縁結び
- 夫婦和合
- 子授け
- 安産
などの信仰のいわれ。
境内には、主祭神の陵墓とされる古墳も。
鵜戸神宮の御祭神
主祭神
日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこ なぎさたけ うかやふきあはせず の みこと)
大日孁貴(おおひるめのむち)(天照大御神)
天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
彦火瓊々杵尊(ひこほのににぎのみこと)
彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)
神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)(神武天皇)
日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこ なぎさたけ うかやふきあはせず の みこと)は、彦火火出見尊(火折尊、山幸彦)の子。母は豊玉姫。
妻は、玉依姫(たまよりびめ、玉依毘売命)。
山幸彦(彦火火出見尊)が、兄(海幸彦)の釣り針を探しに海宮(龍宮)に赴かれ、海神のむすめ豊玉姫命と深い契りを結びました。
山幸彦が海宮から帰られた後、身重になられていた豊玉姫命は「天孫の御子を海原で生むことは出来ない」とこの鵜戸の地に参られました。
霊窟に急いで産殿を造られていたが、鵜の羽で屋根を葺終わらないうちに御子(御祭神)はご誕生になります。
御名が、「ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと」。
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鵜戸神宮の境内
洞窟の中にある、ご本殿までの参道
神門
一番最初にくぐる門が朱塗りの神門です。
楼門
玉砂利の敷き詰められた道を先へ進むと、次に見えるのは高い楼門。
第一の橋の千鳥橋
参道の右側は日向灘に面した断崖。
目前には太平洋の地平線が広がり、白波が奇岩群に打ち付けます。
第二の橋の玉橋
第二の橋は、別名「神橋」とも呼ばれている玉橋。
玉橋を渡ると本殿へ向かう狭くて急な階段が始まります。
下り宮
鵜戸神宮は本殿が参道よりも下にある「下り宮」という大変珍しい形式。
洞窟の中へ
洞窟の広さは約1千平方メートル(約300坪)。
ご本殿
鳥居をくぐってすぐのところに、豊玉姫命の産殿の跡とされる朱塗りの本殿が構えられています。
建築様式は八棟造で、県の指定文化財。
鵜戸神宮のお参りの作法は、『二拝二拍手一拝』。
皇子神社
本殿の横に鎮座するのが「皇子神社」。
ここには御祭神である日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊と、海神の娘の玉依姫(たまよりひめ)の子である彦五瀬命(ひこいつせのみこと)が祀られています。
九柱神社
神社が連棟式のようになっており、神直毘神・大直毘神・伊豆能売神・底筒男神・中筒男神・上筒男神・底津綿積神・中津綿積神・上津綿積神の9人の神様が祀られています。
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撫でうさぎ
鵜戸神宮の神使は、「ウサギ」です。
鵜戸神宮の「鵜」が「卯」から「兎」へと転じたものとのことで、境内のいたるところでうさぎモチーフのものが見られます。
鵜戸神宮の「鵜」が「兎」へと転じて、うさぎが神使として愛されるようになったといわれます。
撫でうさぎを撫でながら、病気平癒、開運等の祈りましょう。
霊石「おちちいわ」
本殿奥の洞窟には、ご祭神の母君である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が、御子の育児のために両乳房を付けていかれたとされる霊石「おちちいわ」があります。
現在でも安産・子宝を願う人々の信仰を集めています。
この岩から滴る水はお乳水と呼ばれ、その場で飲むことも。
お乳水を使用して作られているのが、鵜戸神宮名物の「おちちあめ」。
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運玉投げ
参拝が終わったら、運玉投げにトライしてみましょう。
本殿前の奇岩群のなかでも一際目を引く岩が「亀石」です。
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豊玉姫命が海神宮(わたつみのみや)から洞窟を訪れた際に、乗ってきた亀が石と化したものと伝わっています。
亀石の上に枡形の穴が開いているのが見えるでしょうか。(本来は穴の上にしめ縄が置いてありますが、この日は波が高く、しめ縄が撤去されていました。)
この穴に男性は左手、女性は右手で願いを込めた「運玉」を投げ、入れば願いが叶うそう。
鵜戸神宮のパワースポットやみどころ
鵜戸さん
鵜戸神宮は、「鵜戸さん」と愛称されます。
国定公園日南海岸の風光明媚な所、日南市鵜戸の日向灘に面した、自然の神秘な洞窟の中に、朱塗りの色あざやかにご鎮座されています。
洞窟は、主祭神の産殿の址と伝えられる霊地で、およそ1千平方メートル(約三百坪)ほどの広さ。
強烈な太陽のもと、おりなす奇岩怪礁、紺碧の海、波状岩に砕ける白波と、自然の景勝につつまれたロードパーク日南海岸の中心地に鵜戸神宮は鎮座しています。
レインフォレストカフェ
八丁坂を下ったところに「Rainforest café」という落ち着いた雰囲気のカフェがあります。
こちらのコーヒーは、レインフォレスト・アライアンス認証を受けた、環境にやさしいコーヒー豆を使用しているのが特徴。
ブレンドコーヒーは290円。
宮崎らしいマンゴージュースや日向夏ジュースも取り揃えられています。
参拝の前後、休憩できるスポット。
帰りは、洞窟から階段を登ってくるイメージなので戻ってから一息つくのがおすすめ。
お土産が買える売店も隣接しています。
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宮崎市~日南市のドライブルートおすすめ
海幸・山幸兄弟の物語を追いながら、他に3つの神社をめぐります。
日向灘・鬼の洗濯板を臨む日南海岸を出発し、飫肥杉美林の広がる日南市北郷町まで、海と山の絶景が楽しめるドライブコースです。
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1青島神社
車で約15分
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2野島神社
車で約30分
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3鵜戸(うど)神宮
車で約30分
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4潮嶽(うしおだけ)神社
鵜戸神宮へのアクセス
地図
アクセス
公共交通機関でのアクセス
バス
• 宮崎空港駅から:宮崎交通バスの日南行/飫肥行/都井岬行に乗車約60分、鵜戸神宮下車徒歩10分
• 宮公シティバス停から:宮崎交通バスの日南行/飫肥行/都井岬行に乗車約60~70分、鵜戸神宮下車徒歩10分
電車
宮崎駅から:JR日南線に乗車約50分、伊比井駅にて下車。
宮崎交通バス日南行/飫肥行/都井岬行に乗車約20分、鵜戸神宮下車徒歩10分
車でのアクセス方法
• 宮崎市内から国道220号線で約60分
• 宮崎ICから国道220号線で約50分
• 田野ICから県道28号線→国道220号線で約45分
• 日南市内から国道220号線で約20分
車や観光タクシーで訪れるのがおすすめ。
神社周辺の道は細いところもあるので、ゆっくり運転しましょう。
鵜戸神宮の駐車場
鵜戸神宮境内に3つの駐車場があります。
- 第1駐車場:約50台。鵜戸神宮に最も近い駐車場。休日には、満車にも。
- 第2駐車場:約250台。社務所まで徒歩3分程。広くて空いています。
- 鵜戸観光駐車場:約40台。社務所まで徒歩15分程ですが、途中で鵜戸山八丁坂の階段などの散策も楽しめます。
第1・第2駐車場へ向かう道は狭め。
鵜戸観光駐車場は道路沿いにあるため、大きな車でも利用可能です。
まとめ
日南海岸に面した断崖に佇む宮崎県のパワースポット、鵜戸神宮についてご紹介しました。
ご祭神は、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぐさたけうがやふきあえずのみこと)。
日本神話のふるさとである宮崎県には、多数の神話に由緒ある場所がありますが、鵜戸神宮もその一つです。
鵜戸神宮は、本殿が参道よりも下にある「下り宮」という大変珍しい形式の海岸沿いの神社。
本殿のある洞窟までの参道では、右手に日向灘を見下ろす断崖の上。
絶景のロケーションを楽しめます。
子孫繁栄、安産祈願のご利益があるとして広く信仰を集めている神社です。
サンメッセ日南や道の駅フェニックス、青島神社と日南海岸周辺は宮崎県のおすすめ観光スポットが多数あります。
宮崎県の神秘的なパワースポットをめぐりながら、子宝祈願に鵜戸神宮を訪れてみましょう。
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